小夜更けて

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【この世界の片隅に 第二話 あらすじと感想】すずさんが過去を思い出す

おっとりのんびりしたヒロインに癒される「この世界の片隅に」。

松本穂香も地味で控えめな性格かと思いきや、インスタを見ると、だいぶイメージが違います。週間・松本穂香なんて、まるで真木よう子みたい。

この作品が終わったら大胆な役にチャレンジしそうな、秘められた女優魂を感じます。

 

それでは、第2話のあらすじと感想を。

 

北條家に嫁に来たすずさんが、足の悪いお義母さんの代わりに家事を頑張り、慣れない土地で新しい生活をスタートしました。

 

お義母さんは思うように動けない負い目からか、すずさんのする事に対して受け身の姿勢。何でも聞ければ楽なんですが、気を遣って自分でやってしまい、みんなの顔色をうかがうすずさん。どうやら料理はチョイ下手、裁縫はド下手、掃除と洗濯はそこそこのようです。たぶんモタモタしてて不器用な感じなんでしょうね。

 

ご近所づきあいでは、親切だけど口が軽いおタキさん(木野花)や、すずさんが来たことによって失恋して荒れている幸子さん(伊藤沙莉)、挨拶しても無反応なおじいちゃん(塩見三省)など個性の強い人たちと仲良くしなければいけません。すずさんの鈍感さと素直さで、ここは上手くやっています。

 

しかし、尾野真千子演じる小姑が娘を連れて帰って来て、すずさんに「さえん」「広島に帰ったら?」と嫌味三昧。

お義母さんの機転で「広島に帰ったら?」というのが、「たまには休んできなさい」という意味になり、「ありがとうございます!」と元気になるすずさん。小姑は「そういう意味じゃないんだけど...。」と呆れ顔。旦那の周作さんは、「無理に帰らなくても...。」と気遣います。

 

実家に帰ると疲れがドッと出たようで、眠り続けるすずさん。ハゲができていることも分かり、かなりショックを受けます。ですが、お父さんからお小遣いをもらって町に行き、絵を描く紙とキャラメルを買ってウキウキ。さっそくスケッチしようとしたところでキャラメルを見て、ハッとするすずさん。

 

こんなこと、前にもあった。そうだ、小さいころ、人さらいにさらわれかけたんだ。そこで男の子に会って一緒に逃げた。あれは周作さんだったのか。

 

すずさんの頬を涙が伝います。走り出すすずさん。子供の頃に周作さんと手をつないで走ったように。人目も気にせずに走り、書き置きだけ残し実家から飛び出します。 

 

「かへります」  

書き置きを見たお母さんは、「がんばれ」とつぶやきます。

 

帰ったはいいものの、おっかない小姑と顔をあわせる覚悟がつかず、道ばたに座り込んでいるすずさん。

仲良くなった近所の女性が声をかけようとしますが、周作さんが来たのを見て微笑んで立ち去ります。

「明日、迎えにいこうと思っていた」と言葉をかける周作さん。すずさんは、どこか態度がぎこちない様子。ハゲがバレることを気にしているのですが、きっとそれだけではありません。周作さんに自分が選ばれたことには確かな縁があったことが分かって、運命めいたものを感じ始めたんです。

足の悪いお義母さんの代わりの召使いではなく、子供のころに危機を共に乗り越えた同志として、彼が自分を見てくれている。「すずさんは力をくれる」周作さんが伝えたかった想いが分かったすずさんです。

 

大変そうなすずさんを見る周作さんの心配そうな視線や、伝えようとした言葉に気づいている視聴者としては、「思い出してもらえて良かったね!」と松坂桃李の肩を叩きたい気分。

ハゲのことにも気づいていました。お嫁さんのことを、よく見てるんですね。寄り添う2人を見ると、主演はまるで松坂桃李です。華があります。いい男です。

 

第二話では、伊藤沙莉がいい味出してました。尾野真千子も良かったんですが、伊藤沙莉のセリフの間と表情は絶妙です。白いお豆腐に線を描いていったみたいな素朴な顔もいいですね。親近感わきます。志野役の土村芳も笑顔がかわいくてホッとします。

 

松本穂香は採れたてのナスみたいなあくの無さで、脇の俳優さんたちを引き立てます。割烹着にほっかむり姿も、昭和の時代から抜け出てきたかのようなハマりっぷりです。いかにも遅そうな走り方、ちゃんと無様に見える泣きべそ顔、伊藤沙莉に対しての「えええええ〜!」の言い方!

やっぱり、なんだか応援したくなる女優さんです。少しメガネザルに似ていませんか?

 

今期のドラマは、「探偵が早すぎる」がダントツで好きですが、見終わった後誰かに話したくなるという意味では「この世界の片隅に」がリードしている感じです。

「あの松坂桃李見た?」「ハゲ、マジで剃ったのかな〜」「村上虹郎の『好きな女は嫁に行った』発言切ないよねー」などなど。

 

舞台は昔ですが、日常の普通な感じを奇をてらわずにすくい取っていて、自分がどうしてドラマを観るのか、思い出させてくれるような作品です。

 

最近、DVD プレーヤーの調子が悪くて録画できなくなりそうでびくびくしてます。子供が寝ている間にしかゆっくり見れないから、リアルタイム視聴は無理...。困ったなあ。