小夜更けて

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草餅パーティ

春になると、無性に草餅が食べたくなります。

祖父が生きていた頃は、食べきれないほどの量をついて、届けてくれたものでした。

祖父は福島出身で、お餅が大好き。お餅なら、5個でも6個でもペロリとたいらげます。

 

もち米で作ったつきたてのお餅は、柔らかくてお米の甘みを味わえて、何も付けなくても幸せな味。

草餅も、よもぎがたくさん入っていて香り高く、むにーっと伸びるやわらかさ。

 

今年、祖母は手を痛めていて、作らないつもりだったようなのですが、ワガママを言って、一緒に作ることにしました。

フルタイムで働いている母も、予定を調整して参加することに。

 

それぞれの都合で、草餅作りは午後からのスタートでした。

 

私は、言い出しっぺなのに一番遅れてしまい、よもぎペーストが完成して、もち米と上新粉を炊いている時に到着。

家の扉を開けると、よもぎの匂いが充満しています。懐かしくて癒される香りです。

私と息子は、はしゃいであちこちを見て回りました。

 

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よもぎは、大きめの鍋に溢れるくらい取って、グツグツと煮たようです。

そうして、ミキサーでドロドロの状態にして、水切り。

よもぎを摘んできたのは祖母です。大変だっただろうなぁ。

 

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上新粉900グラムは、水を加えて丸めて、もち米一升の上に置いて炊きます。

一升?と思ったので調べたら10合のこと。けっこう使うんですね。

薪をくべて、かまどで炊くと煙でむせます。でも、薄暗いところに夕日が差し込み、蒸気が白く踊る様には見とれてしまいます。燃え盛る炎も、いつまでも見ていられます。

 

母と祖母が片付けや洗い物をする中、ベイブレードのおもちゃで遊ぶ息子と、ぼんやりする私。

ホントに、なんのために来たのかわかりません。

 

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炊き上がったら、餅つき器に入れて、よもぎペーストも入れて、しゃもじで混ぜます。

餅つき器を、少しずつ回しては止め、少量の水を入れて混ぜ、白いところが少なくなるまで続けます。

 

私もやってみますが、息子にすぐ取られました。

「できるわけねーさ。ミルラムちゃんもできないんだから!」と祖母が、さりげなく毒舌を。

 

粘るので、混ぜるのはけっこう力がいります。

ある程度混ざったら、あとは餅つき器におまかせ。

 

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抹茶アイスみたいです。

 

ここから、まとめてヒョイっと別容器に移し替えて、水をつけた手で、食べるお餅のサイズに取っていきます。

取る人と、丸める人は別。木箱に、ビニールを敷いて少し水を吹きかけ、その上に草餅を並べていきます。

 

草餅の大きさを揃えるのは大変ですが、祖母がやると均等。さすがです。

息子も「きもちわりい〜」と笑いながら参加。手に水をつけすぎてベチョベチョにしています。

 

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完成!つきたては、そのまま食べてもイケます。もちろん、きなこを付ければもっと美味しい。

もち米のツブツブ感が少し残っていて、よもぎの香りも味もちゃんとして、変に甘くなくて、祖父が好きだった味です。

 

お餅がへばりついた洗い物と格闘し、気がつくとお夕飯の時間。久しぶりに集まったので、会話も弾みます。

 

祖母と母もそうですが、私と母も、会えばつい強がってしまいます。

だから悩みをかかえて潰れそうな時も、会えばパワーをもらえて、なんとかなりそうな気がしてきます。

祖母は厳格なところがあって母は自由人で、犬猿の仲だったときもありましたが、今では労わりあっています。

私と母も、壮絶なケンカを繰り返していたときがありましたが、今は誰よりも理解し合える仲です。私が勝手にそう思っています。

 

家族って難しいです。うまくいっているときでも、それぞれ口に出せない不満を抱えていたりしますし、つい甘えて、言ってはいけない言葉をぶつけることも。

 

今は仲良く草餅作りをしていても、少しバランスが崩れれば、また絶縁状態に戻ってしまうかも...。

 

食べ過ぎると胃もたれするお餅を、腹八分でやめなくちゃいけないように、母に言いたいことの8割くらいは我慢してみます。

 

来年もまた美味しい草餅を食べるためには、仕方ありません。